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●○●ケウナホドマレ is マンガやテレビの雑多な感想●○●
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マレ(奈良出身・京都在住)
  • マレ(奈良出身・京都在住)
  • マンガとマンガとテレビを愛しています。
    SMAPと2004年度大きな河ドラマに未だはまり中。
    語り倒してます。

    正義感溢れる筋肉を愛する。でもメガネやもやしっこも好きです。
    現在の一押しマンガは入江亜喜さんと岩本ナオさんだな~

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Daddy Long Legs、を読む
Daddy Long Legs Daddy Long Legs
勝田 文 (2006/04/19)
集英社

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みなさん、今年も素敵なマンガに出会えましたか?
年末も年末、そんな年の瀬に、
マレ的今年No.1作品をご紹介したい。

勝田文短編集『Daddy Long Legs』です。

表題作はもちろんですが、あえて言いたい。
この短編集そのものが今年出会ったマンガの中で、一番でした。
本当に素晴らしい。みんなに伝えたい。
とにかく読んでほしいのです。

私が手に取ったのは、現在発売中の雑誌ダヴィンチで、
少女マンガ評論家の藤本由香里さんが今年の3作に、
「大奥」「君に届け」、そして「Daddy Long Legs」を挙げていたからです。
藤本さんの目の確かさは私が語るまでも無いですが、
先の二作は、私がハマった作品。
(「大奥」感想はこちら
「君に届け」感想はこちら。

じゃあ買ってみようかな…とタイトルを見てみれば、
「Daddy Long Legs」とあるじゃないですか!

「Daddy Long Legs」とは日本では「あしながおじさん」
として訳されている、少女小説です。
世界名作劇場では「私のあしながおじさん」として放映され、
私は原作、アニメともに大ハマりしていました。
原作は1900年代前半のアメリカの女子大学を舞台していましたが、
勝田版では昭和初期辺りの日本、女子高等学校となっています。
このセンス。
あしながおじさんファンとしてはたまらんものがありますね。

と、言うわけで手にとって、そして大ハマり。
収録作品を一つずつ簡易レビューしてみます。


・天馬

できちゃったと思ったら、実はできてなかった結婚をしてしまった
30過ぎの夫婦。
もやもやを抱き続ける主人公が、新婚旅行に選んだのは出雲だった。
そこで出会った人々は実は…

大人だから、なかなかうまく言葉に出来ない二人だけど、
なにもかもがきっかけに過ぎなかったという発見は、
ゆるやかに私の心を暖かくします。


・パーラー

失職を期に、実家に戻ってきた歩。
部屋を共にする祖父、近所の和菓子屋の大山君。
二人に何か送りたがる歩だが、彼女をほのかに恋する大山君は、
そのむなしさを伝える。

お、大山君がピュアでピュアで!
一度プレゼントを受け取ってしまっただけに、それ以降断りにくく
なってしっまった大山君がピュアで!
ピュア万歳!!


・シンガポールの月

中華街で美女と名高いれーこは、豪邸持ちの半太郎と結婚。
彼がシンガポール出張中に引越しをしたら、
そこには同居人がいた。

実は、今回の収録作品の中で一番好きな作品です。
顔は石丸謙二郎似(作品中のは顔は出ません)だけど、
そのミステリアスさとか、男前さとかの表現のうまさにびっくり。
その美貌から御金目当てに思われているれーこの結婚ですが、
彼女は本当に半太郎を愛しているし、愛されてるんですよね。
ひたすら美しい作品です。


・Daddy Long Legs

孤児院育ちのいつきに、高等女学校へと入学させてくれた「平井太郎」。
彼を「あしながおじさん」と名付けたいつきは、彼に手紙を送り続ける…。

これは原作と違い、あしながおじさん視点で描かれています。
(ミュージカル映画はこっちでしたね、そういえば)
あしながおじさんがいつきへの恋心を抱いたまま、
彼女の行動をじれったく思う様は、かわいいくって仕方ないです。
松本恵子訳を元にしているんですが、私が読んできたのも
松本恵子訳だったので、違和感なく楽しめました。

途中さえちゃんに「意外と職業婦人になったりしてー」という
台詞がありますが、これはさえちゃんが原作はサリーに当たるため、
サリーが続編で孤児院を立て直すワーキングウーマンとなったことを
指すのかと思います。
この辺の小ネタが、原作ファンに嬉しい…!



私はこの作品を読んで感じたのですが、
伏線たっぷりな作品が好きみたいです。
勿論、御約束の範囲のご都合主義も好物ですが、
「あー!そうだったのか!」という快感が大好き。

ONE PIECEとか、魔人探偵脳噛ネウロとか、十二国記とか。
そして新選組!をはじめとする三谷作品とか。

伏線いっぱいで、想像の余地のある作品が楽しいのです。
勝田作品は、少なくともこの短編集に収録されている作品は
いずれもそうでした。
「あ、そうくるか!」というときめきに満ちています。


どうぞDaddy Long Legs、皆様御手にお取りくださいませ。
お勧めです。
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【2006/12/27 23:03】 マンガ感想 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)
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