| 天平冥所図会、を読む |
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久し振りにマンガや勉強に関する以外の小説を読みました。 読書って楽しいものなんだよね!もう、最近疲れてます。
こんな風に言っていますが私のマイブームは奈良時代。 専攻といっさい関係ないのですが、 大学選ぶときに史学か文学かで悩んだ私は、 元々日本史好きです。 実家の奈良に帰ったときに色々お寺回って、来ましたよ奈良時代ブームが! で、奈良時代を舞台にしたできるだけ軽い小説 (奈良時代物は結構陰惨のものが多い気がします…)は無いものかと 書店をうろうろして発見。 それがこの本です。
奈良の都は平城京を舞台に、中間管理職役人の葛木連戸主と その妻・女儒の和気広虫という共働き夫婦が、宮廷にはびこる権力悪と、 街を跋扈する魑魅魍魎を相手に自らの使命を果たす為に立ち向かう ポップなファンタジー。
葛木連戸主・和気広虫とわかるように実在の人物・出来事が 沢山出てきて、聖武天皇崩御後辺りの政治史がよくわかります。 古代史好きにも楽しいし、古代史が苦手ーという方は 覚えるチャンスというぐらいスラスラ人の名前が入ってきますよ。
例えば
吉備真備 藤原仲麻呂 孝謙天皇 弓削道鏡
読み終わった直後の私は、この人たちの人物相関が説明できます。 それだけ物語が生き生きしてるんだろうなぁ。 また、戸主と広虫夫婦がいいんだ!
私のオススメは第二話「正倉院」です。
聖武天皇崩御後、遺品の数々を東大寺に献納することになった。 その裏で行なわれる熾烈な政治的駆け引き… 献納の為の目録作成リーダーに命じられた戸主は 自然その政治闘争に巻き込まれていく。
amazonのレビューに書かれていたのですが、これは天平時代の 「プロジェクトX」なんですよ! さまざまな思惑や妨害があろうとも、戸主とその部下達はひたむきに 聖武天皇の妻・光明皇后のため献納を全うするその姿! そしてそれを支える広虫! 一気に読んでしまいます。
後半でまさか戸主が○○になって、広虫に○○してしまうとは… 最後に涙が頬をつたいました。 あの終わり方じゃあ続編はないなぁ…すっごい寂しい・・・ 私が個人的に好きなのは広虫の人の良い弟・和気清麻呂なんで、 彼を主人公にして是非続編をお願いしたいです!
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【2007/09/17 16:01】
マンガ以外の書籍感想
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